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SCOMO:ソフトウェア・コンポーネントのリモート・ライフサイクルマネジメントを実現

オープン・モバイル・アライアンス(OMA)のソフトウェア・コンポーネントマネジメント・オブジェクト バージョン1.0(SCOMO V1.0)とは、管理権限者が接続デバイス上の個々のソフトウェア・コンポーネントを遠隔で配信し管理することを可能にする、サービスイネーブラの名称です。その結果、個々のソフトウェア・コンポーネントのライフサイクル・マネジメントを遠隔で行うことが可能になります。

レッドベンドのvRapid Mobile®は、増大するモバイルデバイスのソフトウェア資産を強化しカスタマイズするため、他に類を見ない機能を提供しています。SCOMOに対応するvRapid Mobileは、徹底的な柔軟性と、デバイスのライフタイムのどの時点でもフィーチャーフォンやスマートフォン上のソフトウェア・コンポーネントのアップデート、追加、変更、削除に対する管理権限をモバイルのバリューチェーンに提供する、初めての包括的ソリューションです。

レッドベンドのvDirect Mobile®は、OMAの標準に対応するどのDMサーバとも相互運用が可能な、業界唯一の独立系デバイスマネジメント(DM)クライアントです。SCOMO V1.0に対応するvDirect Mobileのおかげで、デバイスメーカーはモバイルデバイスにデバイスマネジメント機能を迅速に組み込むことにより、市場投入までの時間を短縮します。

SCOMO仕様には、OMAデバイスマネジメント・プロトコルを使用するソフトウェア・コンポーネントマネジメント・プロセスで採用されているマネジメント・オブジェクトが記載されています。SCOMOは、標準的なDMマネジメント・オブジェクトと、それに関連したデバイスの個々のソフトウェア・コンポーネントの管理に必要なクライアント及びサーバ側動作を提供します。

マネジメント・オブジェクトとは、管理権限者に公開されるインターフェースのことで、これを介して管理権限者はOMA DMプロトコルを使用し、管理権を行使することができます。マネジメント・オブジェクトの集合体は、ツリー構造(マネジメント・ツリーと呼ばれる)内の抽象ノードに保持されます。OMA DMプロトコルは、不透明データとしてのノードのコンテンツあるいは値に関しては、中立の立場をとります。

OMAのファームウェア・アップデートマネジメント・オブジェクト(FUMO)標準に基づいたファームウェア無線配信(FOTA)アップデートは、デバイスのファームウェアを管理するのに使用します。一方SCOMOは、ファームウェア以外のその他の種類のソフトウェアリソースを管理することを目的としています。FOTAが単一のモノリシックイメージのアップデートに重点を置く一方、ソフトウェア・コンポーネント無線配信(SCOTA)マネジメントは、個々のソフトウェア資産に関するものです。ソフトウェア・コンポーネントには、モバイルアプリケーション、ミドルウェア、実行ファイル、ライブラリ、UI要素、ブラウザ・プラグイン、証明書、ライセンスなどがあります。

既にユーザが使用しているモバイルデバイス向けに新たな機能および新たなサービスを提供しユーザエクスペリエンスを向上させるため、管理権限者は新しいプッシュ型電子メール機能を追加するメッセージングクライアントのアップデートから、より豊富な音楽ダウンロードをサポートするための新しい音声コーデックの追加にいたるまで、あらゆることを行うことができます。

SCOMO V1.0イネーブラは、以下をサポートしています:

  • デバイスへのソフトウェア・コンポーネントの配信
  • デバイスへのソフトウェア・コンポーネントのインストール
  • デバイス上でのソフトウェア・コンポーネントのアップデート
  • デバイスからのソフトウェア・コンポーネントの削除
  • デバイス上でのソフトウェア・コンポーネントの有効化
  • デバイス上でのソフトウェア・コンポーネントの無効化
  • デバイス上でのソフトウェア・コンポーネントのインベントリ・クエリ

リアルタイムでのソフトウェア・インベントリ機能のおかげで、権限付与された管理権限者はデバイス上にどのような個々のソフトウェア・コンポーネントがあるのか、販売後いつでも正確に知ることができます。販売後、デバイスにどのようなソフトウェアが組み込まれているのかを追跡することで、管理権限者はその他の対応ソフトウェア・コンポーネントまたは補完的ソフトウェア・コンポーネントをインストール、有効化、アップグレードして、たとえばダウンロードしたばかりのアプリケーションが効率的に動作することを確認することができます。結論として、管理権限者はSCOMOにより、各ユーザのデバイスと互換性を持った、より関連性のある個別サービスを提供することができます。

新しいソフトウェア・コンポーネントをインストールするプロセス

以下に、ユーザの携帯電話にモバイルアプリケーションをインストールする際の流れの一例を提示します。ユーザがアプリケーションサービスを契約すると、サービスプロバイダは常に、最新アプリケーションが利用可能になり次第、エンドユーザの携帯電話にこのアプリケーションをインストールします。サービスプロバイダはデバイスのソフトウェア・インベントリを遠隔でチェックし、このエンドユーザ特有のデバイスタイプにはどのアプリケーションソフトウェアをデフォルトでインストールするべきかを指定します。プロバイダは、デバイスタイプのデフォルトのソフトウェアを定義、変更する権限を持っています。デバイスマネジメント・システムが、そのサービスにおけるコマンドを発行および処理します。(注:デバイスマネジメント・システムは、ビジネス環境および設定に応じ、サービスプロバイダまたはネットワーク事業者など、異なる権限下に置くことができます。デバイスをターゲットとしたソフトウェア・コンポーネントが遠隔配信およびインストールされると、エンドユーザは最新バージョンのサービスを利用することができるようになります。

このプロセスはサービスの有効化/無効化と同じようなプロセスで、デバイス上に必要なソフトウェア・コンポーネントの適切なバージョンがインストールされていることを確実にするため、利用可能になり次第ソフトウェアのアップグレードをデバイス上で実施し、契約プランの期限が切れるとデバイスからソフトウェア・コンポーネントを削除し、あるいはデバイス上のソフトウェア・インベントリを定期的にチェックします。

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OMAについて

オープン・モバイル・アライアンス(OMA)は、市場主導型の相互運用可能なモバイルサービスイネーブラを開発するための主要な業界フォーラムです。

OMAは2002年6月、世界トップのモバイル通信事業者、デバイスおよびネットワークサプライヤ、情報技術関連企業、そしてコンテンツおよびサービスプロバイダなど、約200社の企業によって設立されました。バリューチェーン全体がOMAに属しているという事実は、モバイルサービスの仕様実施方法における変化を示しています。さまざまな標準、それにさまざまなモバイルテクノロジを表す仕様団体がそれぞれ単独で機能するような「技術サイロ」に基づいて活動を編成する従来のやり方を維持するのではなく、OMAはサービスイネーブラ領域における仕様に関する全ての活動を一つの組織に統合することを目指しています。

OMAが中心となり、相互運用可能なエンド・ツー・エンドのモバイルサービスの創出をサポートするモバイルサービスイネーブラ仕様を策定しています。OMAは、基礎となるワイヤレスネットワークおよびプラットフォームからは独立したサービスイネーブラ・アーキテクチャおよびオープンなイネーブラのインターフェースを促進しています。OMAは、さまざまなデバイス、サービスプロバイダ、通信事業者、ネットワーク、そして地域にわたって機能する、相互運用可能なモバイルデータ・サービスイネーブラを生み出しています。この目的のため、OMAはテスト仕様を作成し、サードパーティのツール開発を奨励し、ベンダーが実装をテストすることができるようなテスト活動を行います。

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OMAイネーブラリリース(ERP)

OMAは、市場のニーズを満たす、相互運用性が実証されたリリースを提供できるよう尽力しています。そうすることで、OMAはオープンな技術仕様を作成するための明確な作業プロセスを策定しました。これらの技術仕様を組み合わせることで、差別化および相互運用が可能なサービスを生み出すことのできるイネーブラリリースが作成されます。この作業プロセスは、リリースごとに2つの主要マイルストーンを達成するよう考案された、継続的なプログラムです。OMAのリリースプログラムは、以下の2つのフェーズで構成されています:

  • フェーズ1(候補リリース):製品やソリューションへの実装、相互運用性のテストが可能なイネーブラリリースを形成する、承認済みのオープンな技術仕様一式。
  • フェーズ2(承認済みリリース):イネーブラリリースが公示期間(最低30日間)を経過し、さらに適切な相互運用性の検証を完了した状態。

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OMAによる定義:

  • 配信パッケージ:単一のユニットとして配信される展開コンポーネントの抽象的な集合体。配信パッケージをインストールすると、複数の展開コンポーネントが展開される場合があります。
  • デバイス:ここでは、デバイスとはデータ転送にワイヤレスベアラを使用する音声およびデータ端末のことをさします。デバイスタイプには携帯電話(GSM、CDMA、3GSM等)、データ専用端末、PDA、ラップトップコンピュータ、データ通信用PCMCIAカード、無人のデータ専用デバイス(自動販売機等)、そしてこれらのデバイスに付随するスマートカードなどが含まれますが、これらだけに限定されるわけではありません。付随するスマートカードはデバイスの一部とは見なされないという特定の状況においては、このことが明示されます。
  • デバイスマネジメント:さまざまな管理権限者の観点から見た、デバイス・コンフィギュレーションおよびデバイスの他の管理オブジェクトのマネジメント。デバイスマネジメントには、以下のものが含まれます:
    • デバイスでの初期構成情報の設定
    • デバイス内の持続的情報のその後のアップデート
    • デバイスからの管理情報の取得
  • デバイスマネジメント・システム:デバイスマネジメントの目的で、デバイス(一式)とのやりとりが可能なバックグラウンドシステム。
  • イネーブラリリース:一緒に使用することで、ダウンロード・イネーブラ、ブラウザイネーブラ、メッセージング・イネーブラ、ロケーション・イネーブラなど、サービス分野のイネーブラを形成する仕様の集合体。イネーブラを形成する仕様は、一緒に使用することで関連する多くの市場要件を満たさなければなりません。
  • 管理権限者:デバイス上で特定のデバイスマネジメント機能を実行する、または所定のデータ要素やパラメータを操作する権利を有するもの。たとえばネットワーク事業者、モバイルメーカー、企業またはデバイスの所有者は、デバイスを管理する権限者となったり、権限を共有したりすることができます。一人の管理権限者が全てのデバイスリソースを所有することもできれば、他の管理権限者とこれらデバイスリソースの全てまたは一部を共有するか、他の管理権限者に委譲することもできます。
  • マネジメント・オブジェクト:マネジメント・オブジェクト(MO)は情報のデータモデルで、DMが公開するインターフェースの論理部分です。
  • SCOMO操作:ソフトウェア・コンポーネントMOおよびインベントリ・クエリで呼び出すことのできる、ダウンロード、インストール、アップデート、削除、有効化および無効化の操作。
  • ソフトウェア・コンポーネント:ソフトウェア・コンポーネントは、デバイスのソフトウェアプラットフォームが使用するリソースです。
  • ソフトウェア・コンポーネントマネジメント・オブジェクト:ソフトウェア・コンポーネント向けに定義されたマネジメント・ツリーオブジェクトで、クライアントデバイス内のソフトウェア・コンポーネントを配信および管理するのに使用されます。

典拠:オープン・モバイル・アライアンスおよびレッドベンド

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